パリ五輪女子柔道・阿部詩のギャン泣きに賛否…《コーチが早く場外へ連れ出すべきだった》の辛口意見も

公開日: 更新日:

 東京五輪金メダリストで、パリ五輪でもメダル獲得が期待されていた柔道女子52キロ級の阿部詩(24)が2回戦で世界ランク1位のケルディヨロワ(ウズベキスタン)と対戦。まさかの一本負けの後、しばらく人目をはばからず大号泣したことに対し、ネット上では今も賛否の声が飛び交っている。

 負けが決まった阿部は茫然自失となり、畳を降りると、コーチとみられる男性にしがみついて大泣き。この光景がしばらく続くと、場内からは「ウタ、ウタ」と励ましのような声援が沸き起こった。

 東京五輪後に肩にけがを負い、昨年10月の国際大会を欠場。2大会連続の金メダル獲得というプレッシャーも感じつつある中、いわば満身創痍の状態で臨んだ戦いだったのだろう。これまでの複雑な思いがこみ上げてきて“ギャン泣き”となったようだ。

■嘉納治五郎「心理的興奮が静まっていないなかでも、感情をコントロールして正しい形で礼をするのが柔道」

 SNS上では、《つらかったよね。お兄ちゃんといつも比較されているし》《あれだけ大泣きすればすっきりするだろう》《のび太くん泣き。ドラえもんに抱き着いているよう》といった声のほか、《武道家であれば泣かずにこらえる》《ちょっとどうかな。コーチが早く場外へ連れ出すべきだった》との辛口の見方も。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差