西武・仁志敏久コーチが語るぶっちぎり最下位からの大躍進…「それでも満足には程遠い」
同コーチはさらに、「強いチームのプライドをナインに植え付けたい」と、こう続ける。
「説明するのは難しいですが……『勝つことを前提で試合に入る』ということ。楽観的とか、相手を侮っているわけではない。今の西武はまだ『試合をやってみなければ(勝てるか)わからない』と感じている選手が多いと思います。そうではなく、『自分たちは勝つチームなんだ』と、疑うことなく当たり前に思い、初めから勝つという前提で試合に臨む心構えが大切。僕が在籍していた巨人はそうした気概、プライドを持った選手が多かった。ただ、これも一朝一夕では身につかない。年間通して働ける体力をつけ、その上で結果を出し、勝っていくことで自然と習慣化されるものです」
チーム再建ーー西武首脳陣に課せられた重大ミッションは、まだ始まったばかりというわけだ。
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ところで西武と言えば、かつて長嶋茂雄さんの監督就任を本気で画策していた時期があった。巨人を辞任した直後、「監督をやってくれないか」と直接打診までしていたという。当時、水面下では何が起きていたのか。また、時を経て、2000年代前半に鎌首をもたげた2度目の「長嶋計画」とは。
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