かつての石井一久の剛毛すぎた強心臓…無断外泊でどつかれた当日の快投に野村監督も呆れていた

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 その後、フジテレビアナウンサーの木佐彩子さんと結婚して人が変わった。人脈を築き、楽天GMとしてFAなどで手腕を発揮。あの頃は想像もできない大人に成長した。

 上から指図されるのが嫌い。いい意味で人の話を聞かないところがあった。「あいつは聞いているのか聞いていないのか分からない」と言うコーチ陣に「人の話を聞いているのか?」と問い詰められても、「はいはい」と返事こそするものの、気に入らないことは一切やらず、自分で決めたことは継続した。

 例えば「ノーコン」を直すための練習として、15センチほどの小さいコーンをホームベース上に置いて当てるという練習を黙々とやっていた。小さい的を狙うことで、制球力をつけ、低めに投げる練習になるそうだ。

 ゴルフをやれば、左打ちから350ヤード近くかっ飛ばす。身体能力が高く、投手ながら打撃も良かった。

 周囲にどう見られようが、どう言われようが気にしない。タイプは違えど、「オレ流」落合博満さんと共通する部分を感じた。

 落合さんとは後に中日で一緒に仕事をすることになる。(火・水・木曜公開)

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