【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦
健大高崎vs京都国際は
【第6日 10日】第1試合は県岐阜商が日大山形に勝つ。第2試合は北海が東海大熊本星翔を倒す。2回戦に入る第3試合はプロ注目左腕の江藤を擁し、春夏通じて初出場の未来富山が高川学園に勝つ。第4試合は豊橋中央と日大三の対戦。前出の戸田氏がこう言う。
「初出場といっても、豊橋中央は侮れません。愛知大会準決勝で愛工大名電、決勝で東邦という私学4強を相次いで撃破。エースの高橋は140キロ台の直球とスライダーが武器の好投手です。打ってもチーム打率.354の強力打線。日大三の打線も強力ですが、投手陣がエースの近藤ほぼ1人というのが気になります。豊橋中央は同じ愛知県から14年センバツで初出場ながら4強に進出した豊川に似たチームカラー。あの時と同じくらいのチーム力があり、優勝経験のある日大三を倒すとみています」
【第7日 11日】第1試合は聖光学院と山梨学院の実力校対決。アマチュア野球に詳しいスポーツライターの美山和也氏はこう言う。
「山梨学院の194センチの2年生エース菰田は最速152キロの来年のドラフト候補。打者としてもバットコントロールが巧みな二刀流です。チーム打率.384の破壊力満点の強力打線、檜垣と菰田のダブルエースのレベルも高い。センバツ8強の聖光学院は強豪ですが、山梨学院が勝ち上がるとみます」
第2試合は岡山学芸館が松商学園を倒す。第3試合は東大阪大柏原が尽誠学園を下す。
【第8日 12日】第1試合は今春4強の健大高崎と昨夏王者の京都国際の初戦屈指の好カード。
「健大高崎のエース石垣元は群馬大会で5イニングしか投げていない。それだけ左腕の下重ら他の投手がしっかりしているということ。石垣元は群馬大会でフォークを投げ始めたそうです。決勝では155キロをマークし、面白いようにフォークで空振りを奪っていた。昨夏王者の京都国際でも攻略は容易ではないでしょう。健大高崎が勝つと思います」(美山氏)
第2試合は昨夏準優勝を経験した左腕坂本が牽引する関東第一が中越に勝つ。第3試合は昨夏4強の神村学園が第1日第1試合の勝者と対戦する。