智弁和歌山・宮口龍斗に“足りないもの”…「魔球」縦スラと152キロの直球が武器だが

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宮口龍斗(智弁和歌山/和歌山 投手・右投げ右打ち)

 直球はMAX152キロで、常時140キロ台。調子がいい日は140キロ台後半をガンガン投げ込む。変化球も130キロ台の縦スラは高校生にすれば「魔球」そのもの。183センチ、85キロと体格もプロ並みだ。

 そんなスペックと裏腹に、さるベテランスカウトは「大学進学もあるでしょうが……」と、こう続ける。

「先発でそれだけの数字を残しているならともかく、宮口はこれまでリリーフ登板がほとんど。アマチュアで救援投手が高く評価されるのは、経験豊富な社会人くらいです。高校生の場合は集中力や体力の欠如など、何か理由があって長いイニングを投げられないケースが多い。ただ、県大会決勝戦で先発、完封を達成。それこそ甲子園でも先発として活躍すれば、上位指名もありえます」

  ◇  ◇  ◇

 現在開催中の夏の甲子園では、ネット裏からスカウト陣が目を光らせているが、彼らは選手のどこを見ているのか。かつて大谷やダルビッシュの獲得に関わった元日本ハムGMで、現スカウト顧問の山田正雄氏が、「スカウトの目の付け所」を徹底解説、おまけに当時の“裏話”なども明かしてくれた。

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