巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた
「先を考える年齢ではない」
「7日の一軍再昇格後の投球を見ると、ボールの質自体はよくなっているのは確か。この日の最速は148キロでキレもありました。久保巡回コーチと取り組む魔改造の成果がようやく出てきたのかと思ったら、二軍再調整中は田中将の方から距離を置くようになったと聞いています。代わりに、桑田二軍監督のアドバイスに熱心に耳を傾けるようになった。久保コーチの魔改造はいわば、投球フォームをイチから見直す根本治療。
久保コーチ自身も、『菅野(現オリオールズ)も2年かかった』と言っており、完全にものにするまで時間がかかる。一方、桑田二軍監督は『打者に対する洞察力を研ぎ澄ませば大丈夫』とか『フォークの精度を上げれば勝てる』とか、現状のプラスアルファでやろうというスタンス。早く復調したい田中将からすれば、そっちの方がとっつきやすい。先を考える年齢ではないから、現時点では桑田二軍監督のアドバイスの方が耳に入ってくるということでしょう」
急がば回れ、と言うものの、田中将にそんな余裕はないようだ。
◇ ◇ ◇
このところスポーツニュースは広島・広陵高野球部内で発覚した集団リンチ事件一色だ。渦中にいる中井監督と言えば、これまでも本紙日刊ゲンダイの取材に独自の指導方法・哲学を語ってきたが、今となっては“ブーメラン”なものばかり…。いったい中井監督はどんなことを話していたのか。
●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。