ドジャース大谷翔平がダルとの対戦で見せた“変節”…「三振or本塁打」から「チーム打撃」へ

公開日: 更新日:

得点圏打率.240はリーグ63位

 当時は同地区のライバルであるパドレスとの首位攻防戦。一時はナ・リーグ西地区首位の座を譲ったし、昨年のプレーオフでは最も苦しめられた相手だ。

 一戦必勝の状況が追い込まれたときの打撃というか、考え方を変えたのかどうかはともかく、大谷がチーム打撃を心掛けるようになった事実はとてつもなく重い。

 19日現在、大谷は123試合に出場して打率.285、43本塁打、81打点、151三振。本塁打はシュワーバー(32=フィリーズ)と並んでリーグトップだが、三振はリーグで2番目に多い。得点圏打率.240はリーグ63位に過ぎない。

 しかし、ダルから右前打を放ったときのように、追い込まれた際に合わせにいく打撃が定着すれば、打率はもちろん得点圏打率だって上がるだろうし、三振も減る。結果としてチームが勝つ確率を上げることになる。

 昨季まで2年連続本塁打王を獲得。打球を遠くに飛ばす能力が飛び抜けている打者に、確実性が加わるとすれば、まさに鬼に金棒だが……。

  ◇  ◇  ◇

 そんなダルビッシュと大谷の両天才には、「生き方」「考え方」において決定的に異なる点がある。いったいどこがどう違うのか。2人を突き動かす「原動力」とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々