ドジャース山本由伸がサイ・ヤング賞争いで「本命」になれない根本原因
ライバルと比べても明らかに少ない数字
ここまで山本は中5日で15試合、中6日で11試合に登板し、メジャーのエース級の証しとされる中4日での起用は一度もないのだ。
米放送関係者がこう言う。
「開幕からローテをキープしながら、中4日の登板がない山本は試合数に加え、イニング数(146回3分の2)も160イニングを超えている他球団のエースや、サイ・ヤング賞のライバルと比べても明らかに少ない。奪三振率がまずまずでも、サイ・ヤング賞で重視される選手の貢献度を示すWARも3.6と低い。仮に今後、中4日で登板し、結果を残せば評価されるでしょうが、サイ・ヤング賞の最終候補3人には残らないのではないか」
今年3月、カブスとの開幕戦で来日した際、ロバーツ監督はメジャー2年目の山本について「サイ・ヤング賞などのタイトルを狙えるはずだ」と太鼓判を押していた。故障を恐れて過保護な起用法を続けていては、沢村賞右腕は無冠に終わりかねない。
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ドジャースと言えば、佐々木朗希は「臆病マインド」が復活の妨げになっているという。そのマインドに関係あるのかどうかはさておき、日本ではその隣にはいつも母親がいた。メジャー挑戦をさせろとゴネ散らかした一昨年のオフもそうだ。いったいあの時、何が起きていたのか。改めて振り返ると佐々木の人物像が見えてくる。
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