国内プロNo.1を決める日本女子プロ選手権の優勝スコアは風次第
今季のフェアウエーキープ率を見ると、4位森井(75.4464%)、5位桑木(75.3968)、7位金澤(74.3764)、9位青木(74.2455)、12位吉田(73.1343)は確かに上位にきている。
だが、大洗はスコットランドのリンクスと同じく、ひとたび海風が吹き出すとボールコントロールが難しい。逆にいえば、強風が吹いてこそ技の見せどころ。風を避けるため松の木より低いボールを打ったり、風にぶつけて狙ったエリアに運ばなければならない。1998年の日本オープン最終日18番で見せた田中秀道の右林からのギャンブルショットのような一打でファンを沸かせて欲しいものだが、プロが最も嫌うのがこの風だ。
協会が予想する優勝スコアの5アンダーをクリアして2ケタにのせるか、それともオーバーパーになるか。注目の大会は海風次第になりそうだ。