日本ハム「V逸ほぼ確」にメディアもガッカリなワケ
25日、2位日本ハムが西武に4-5で惜敗し、首位ソフトバンクが楽天に勝利。ソフトバンクの優勝マジックは「2」となり、日本ハムの逆転Vは風前のともしびだ。
就任4年目を迎えた新庄剛志監督の初優勝を待ち望んでいるのは、ファンだけではない。
在京メディア関係者は「日本ハムに勝ってほしいというのが、メディアの総意でしたからね」と、こう続ける。
「新庄監督のお茶の間人気、知名度は抜群。アンチも少なくないが、それも人気の証しです。就任1年目から2年連続最下位ながら、4年間をかけて生え抜きの若手を育て上げ、優勝を飾るというドラマ性もある。大いに盛り上がると踏んでいるのですが……」
一方、V2が目前に迫ったソフトバンクにしても、地元メディアの反応は意外と冷ややかだ。
福岡の放送関係者は「ホークスファンは喜ぶでしょうけど……」と、こう続ける。
「優勝慣れして目新しさに欠けるのも理由だが、近年のソフトバンクは補強に次ぐ補強。2023年に日本ハムから近藤、24年に西武から山川と2年続けて大物FA選手を獲得し、投手も米国帰りの有原、上沢と中心選手は外様ばかり。かたや日本ハムは、今や主力となった郡司や水谷はあくまで現役ドラフトやトレードで獲得した選手。カネにあかせた補強を繰り返すソフトバンクと比べて魅力がありますよ」