巨人が楽天・辰己涼介の国内FA争奪戦に参戦へ…年齢、実績的にもお買い得
「FA宣言すれば間違いなく取りに行く」
メジャーでは明らかなパワー不足でも、日本球界ではトップクラスの外野手だ。昨季は打率.294、7本塁打、58打点で最多安打(158)のタイトルを獲得。キャリアハイの20盗塁をマークし、76年ぶりに外野刺殺(397)のプロ野球記録を更新するなど、ベストナインと4年連続のゴールデングラブ賞に輝いた。
「水面下で調査を続けているのが、巨人です。外野は丸佳浩、キャベッジ以外は固定できず、シーズン終盤は内野が本職の中山礼都が付け焼き刃的に右翼で起用された。丸も来年4月には37歳。来季高卒4年目の浅野翔吾ら若手の成長、覚醒に期待するだけでは、苦しい状態です。辰己がFA宣言すれば、間違いなく取りにいくはずです」(セ・リーグ球団編成担当)
辰己の今季年俸は1億3000万円。年齢、実績を考えれば、FA選手としては高くはない。
二刀流挑戦を宣言して春のキャンプでブルペン入りしたり、プロ野球のオフの最大イベントであるNPBアワードにちょんまげ姿など“三変化”の仮装で参加、ゴールデングラブ賞の授賞式にはゴールドのスーツに顔まで金色に塗って出席したりと、突飛な言動が“紳士たれ”の巨人のカラーに合うかは疑問だが、背に腹は代えられない。