大一番で大失敗も…ドジャース山本由伸、飛躍の裏に「低予算球団のメソッド」
ドジャース・山本由伸(27)が期待を裏切った。 日本時間9日、フィリーズとの地区シリーズ第3戦に登板し、ナ・リーグ本塁打王(56)のシュワーバーに一発を浴びるなど、4回3分の0を6安打3失点。勝てば2年連続リーグ優勝決定シリーズ進出がかかる大一番のマウンドを託されながら、不甲斐ない結果に終わった。
試合後の山本は「立ち上がりはいつもより落ち着いて、冷静に入れた。全体的にはそれほど悪かったわけでなく、スプリットだけがいいところに投げられなかった」と振り返った。
山本は9月の4試合とレッズとのワイルドカードシリーズ第2戦までの計5試合で2勝0敗、防御率0.53と好調。レギュラーシーズン終盤から調子を上げた要因について
「球自体は大きく変わった感じはない。配球や戦略の部分に力を入れており、投球の幅が広がり、それがいい投球につながっている」と説明。さらに今季FAでジャイアンツから加入したサイ・ヤング賞左腕ブレイク・スネル(32)のサポートを受けていることが大きいとし、「技術的なことなど、たくさんのことを教えてくれる。試合後、一緒に動画を見て振り返ってくれたり、心強い存在です」と明かした。