藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった
「休む癖がついている会社」
                        「そのあたりもコーチに任せてあったが、結局自分が全てやっている状況ですから。首脳陣も自分自身も、もっとスムーズに動ける組織づくりをしないといけない。みんなバタンと休む癖がついている会社。受けている責任感を自分が率先してまずやっていくことです」
 選手も“球児流”の恐怖政治に戦々恐々としているという。
 3日に高知・安芸でスタートした秋季キャンプ直前、指揮官は「2025年につくったチームを壊す」「今年1年チャンスをもらったと思っている選手がいるだろうけど、2025年限り」などと、チームの解体宣言をした。
「昨オフ、『力のないベテランは使わない』と公言して監督に就任。早速、先行きを不安視した青柳が同年オフ、ポスティングでメジャー挑戦した。西勇も今季は一軍登板はわずか1試合のみと、完全に干されている。情報管理については選手に対しても厳しく、ある若手選手は一軍への登録情報をマスコミに漏らしたとして、二軍で塩漬けにされました」
 指導者経験ゼロながら、就任1年目でリーグ優勝を達成。実績をつくった藤川政権は来季、ますます独裁体制が加速しそうだ。
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 先日の日本シリーズ敗退をめぐって、球団内では「藤川監督の自滅だった」との声が飛び交っている。厳しすぎる情報統制が裏目に出て、コーチ陣や選手にまで重圧をかけた、というのだ。いったいどういうことか。水面下では、何が起きていたのか。
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