飛ばし屋たちのアタマを変える小柄な山下美夢有の快進撃…来週最終戦Vなら5部門トップ独り占め

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 身長170センチ超の大柄選手が多い米女子ツアーの中で、山下はひときわ小柄な150センチ。昨年、エビアン選手権に勝ち、年間平均ストローク(69.988)1位のベアトロフィーを手にした古江彩佳(25)は153センチ。前週勝った畑岡奈紗(26)や今年のシェブロン選手権を制した西郷真央(24)も160センチに満たない。ちっちゃな日本勢が次々にビッグタイトルを取り、好成績を収めることを、飛ばし屋たちは不思議に思っているかもしれない。

 ちなみに、米女子ツアーの平均飛距離は280ヤード以上が5人。284.88ヤードで1位のJ・L・ラミレス(22)は身長170センチ。273.43ヤードで10位のN・コルダ(27)は178センチある。山下は245.83ヤードで143位。古江は251.61ヤードで121位だ。

 日米女子ツアーを長年チェックする並木俊明プロが言う。

「N・コルダは実績十分ですが、総じて飛ばし屋は大事なところでショットを曲げたり、グリーンを外してボギーにしたりするケースが多い。山下や古江は飛距離は彼女らに劣っても、ショットが安定している。パーオンしない時でもアプローチやパットでパーを拾う。特に山下はピンチでも顔色ひとつ変えず、淡々とプレーしているのが印象的。飛ばし屋たちも、目の前でそんなゴルフを見せられたら、自分のプレーを見直すのではないか。長所を磨いて対抗する手もあるが、小技の練習に時間をかけたり、精神力を鍛えるために新たにメンタルコーチの指導を受ける選手が出てきてもおかしくはない。小柄な山下らの活躍はそのぐらいの影響力があると思う」

 山下がタイトルを独占すれば、ゴルフ界の潮目が変わるかもしれない。

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