ドジャースが大物クローザー獲得も…大谷翔平ら日本人選手に“追い風”になるとは限らない複雑事情
「大きな負荷がかかる可能性があるのは大谷」
結果が出ていない投手を、しかも終盤の重要な場面で使わなければならないとすれば、むしろマイナス。当然、大谷や山本や佐々木にもシワ寄せはいくことになる。
リリーフが脆弱だと、先発には点を与えてはいけないというプレッシャーが通常以上にかかることになるし、打線も得点を重ねなければならない。点を取るそばから投手が吐き出すようであれば、ザルで水をすくうようなもの。昨年からの打ち勝つ野球を来季もせざるを得なくなるからだ。特派員のひとりがこう言った。
「山本は今季、チームでひとりシーズンを通じてローテを守ったどころか、ワールドシリーズも中0日登板をこなして3勝するなどフル回転した。佐々木にしても右肩インピンジメント症候群の病み上がりです。ともに体調に不安を抱えているのに、ディアスが機能しなければ、来季はさらなる負担を強いられることになる。中でも大きな負荷がかかる可能性があるのは投打二刀流の大谷です。来季は打者に軸足を置くことになりそうですが、先発としても期待されている。二刀流はただでさえ負荷が大きいのに、投手として点を与えるな、打者としてはもっともっと得点を稼げ、という重圧がかかる可能性がある。日本人3人への影響は大です」
ディアスの補強が、ドジャースや大谷、山本、佐々木にとって追い風になるとは限らないのだ。
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ところで大谷といえば、その「意外な発言」が注目を集めている。WBC参加にあたり若手選手へのメッセージを求められたときのこと。そこで話したことが、どうやら佐々木朗希にとってはこれ以上ないほど耳が痛い内容だったというのだ。いったいどういうことか。
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