著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

2025年米女子ツアーを振り返る 印象に残った「2大珍事」と予想外だった日本勢のメジャー2勝

公開日: 更新日:

 今年の海外女子メジャーにおける2つの「珍事」。つまり、重圧による信じられないミスと、絶体絶命から放つ神業のショットを見た時、「ゴルフは心の状態で天と地の差となる」と、改めて思ったものです。

 その米女子ツアーで、今年は13人の日本選手が参戦し、7勝を挙げました。それは3月の「ブルーベイLPGA」で竹田麗央が勝ったことが大きかった。竹田のようなパワーのある大型選手なら、海外のセッティングに対応するまで時間はかからないと見ていましたが、ルーキーが序盤に勝利を挙げたことで日本勢に刺激を与え、いい流れをつくるきっかけになったことは間違いないでしょう。開幕前、竹田の優勝は予想できても、2年目の西郷とルーキーの山下美夢有のメジャー制覇までは正直読めなかった。西郷はブレないコースマネジメントと攻めのゴルフが持ち味。山下は縦距離の正確性と安定感で勝ち取った勝利でした。

 岩井明愛・千怜の姉妹優勝は「どちらが先にメジャータイトルを取るか」と、ファンに期待を持たせてくれました。

 一方で、昨年のエビアンを制し、日本勢で初の年間最少ストロークの「ベアトロフィー」を獲得した古江彩佳が「らしさ」を見せる試合が少なかったのは残念でした。ゴルフは止まっているボールを打つ競技ですが、成績のアップダウンが激しいのもおもしろいところです。

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