世界を潤す大谷翔平の驚異的ブランド力 伊藤園マーケ担当者「確実にシェアは拡大、さらに…」

公開日: 更新日:

「大谷選手をグローバルアンバサダーに起用したことで、確実にシェアは拡大しています。それだけではありません。国内でも日本茶を提供するカフェが増えたことに加え、世界でも空前の緑茶ブームが起きており、確実に弊社の商品も飲まれています。日本のお茶文化が世界に浸透し、海外市場でも伸び続けている。大谷選手人気に加え、日本の番茶が受け入れられたことが海外市場拡大につながったと見ています」

 海外で緑茶が普及したこともあり、茶価は値上がり。秋口に収穫される「秋冬番茶」は昨年、一時的に従来の価格から10倍超の値を付けた。海外からの注文も増えており、お茶農家からはうれしい悲鳴が上がるほどだ。

 ビジネス評論家の菅野宏三氏はこう言う。

「大谷さんとスポンサー契約すると、商品が売れるだけではなく、企業イメージ、価値が上がる。そうなれば株価も上がり、個人投資家はもちろん、自社株を保有する社員も潤う。しかも、市場は日本国内に限らず世界に拡大している。お茶を例にとっても、外国の人たちは緑茶飲料を入り口にして、日本で抹茶を楽しんでいる。大谷さんは企業の認知度アップ、利益増加に加え、日本の食文化の世界的な普及、ビジネスチャンスの拡大にも貢献しています」

 数々の経済効果を算出している関大名誉教授の宮本勝浩氏(理論経済学)もこう話す。

「大谷さんの持つ波及効果は絶大です。日本でも米国でも、投打二刀流の稀有な存在であることに加え、真面目さ、明るさといった人柄、人間性も消費者から非常に好感を得ている。実際、大谷さんとスポンサー契約を結ぶ化粧品メーカーの男性向け商品の売り上げが伸びただけでなく、女性向け商品の売り上げ増にも寄与した。大谷さんがCMに出ているから買う、という一過性の効果にとどまらず、スポンサー企業自体が消費者から信用を得ることで、商品全体の信用につながっている。プラス面が非常に大きい、というわけです」

 大谷は昨年、150億円規模の副収入を得たといわれている。

 企業としてはモノが売れるだけでなく、認知度、信用度といった絶大なブランド効果を得られるのだから、安い買い物ではないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    2026年夏の甲子園は「不作」を通り越して“凶作”…プロスカウトが指摘する異変の原因

  2. 2

    ヤンキースの「横浜・織田翔希獲得プラン」をスッパ抜く! キーマンに挙がる“日本人実業家”の名前

  3. 3

    夏の甲子園投手 プロ注目の4人をスカウト「ガチ評価」最注目の横浜・織田翔希には“意見”割れる

  4. 4

    佐藤輝明の「メジャー移籍強行突破」に現実味…“阪神残留説”も「折れるつもりはない」の声

  5. 5

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  1. 6

    佐藤輝明「三冠王」なら年俸いくら? メジャー流出阻止へ阪神が用意する破格の条件

  2. 7

    沖縄尚学・末吉良丞は「TJ手術見込み」でもドラフト指名されるのか…プロ入り断念、大学進学のウワサも噴出

  3. 8

    日本ハム清宮幸太郎は「代打打率.625」 スタメン落ちに文句タラタラでも新庄監督の思うツボ

  4. 9

    日本ハム新庄監督に「自分に甘く他人に厳しい」の特大ブーメラン! “お気持ち表明”も非難轟々

  5. 10

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒