WBCで期待できる大谷翔平「打者専念」の爆発力 前回大会は二刀流でも打率.435、1本塁打、8打点
本人は1日のイベントで、今年は「WBCがあるので調整が少し早くなるのかなと思う」と話している。すでに「ブルペンは3回くらい入りました。球速はまだそんなにマックスまで上げてないですけど」とも。「WBCで投げるかどうかはまだわからない」と本人は登板に含みを残しているものの、ドジャースのロバーツ監督は報道陣の質問に「彼はWBCでは投げない。彼自身の判断だ」と間髪を入れずに答えている。
侍ジャパンが窮地に立たされたときの緊急登板があるかはともかく、原則として、WBCは打者一本なのだ。
大谷がDHに専念したときの驚異的な爆発力は、右肘手術明けで投げたくても投げられなかった一昨年の成績が証明している。
54本塁打は2位のオズナ(35=ブレーブス)に15本差、130打点は2位のアダメス(30=当時ブルワーズ)に18点差と大差をつけてリーグトップ。打率.310は首位のアラエス(28=当時パドレス)とわずか4厘差のリーグ2位。あと少しでメジャーでは2012年のカブレラ(タイガース)以来、12年ぶりの三冠王だったばかりか、メジャー初の50(59)盗塁-50(54)本塁打を達成。自身2年連続3度目、指名打者専任としては史上初のMVPを獲得した。24年は打者として、まさに記録ずくめの1年だったのだ。
打者一本の調整と投手も含めた二刀流の調整では、体にかかる負担も変わってくる。大谷自身も投手も兼ねた調整の方が負荷は大きいことを認めている。それだけに「まずはDH」(本人)と打者一本に照準を合わせたWBCでの打撃は期待できるのではないか。
現時点で大谷はシーズン開幕から、ドジャースのローテーションに入る予定になっている。首脳陣は直前のWBCで大谷にブルペン投球をさせるプランらしいが、照準はあくまでもシーズンの開幕だ。
大谷は23年の前回WBCで計3試合に投げて2勝1セーブ、防御率1.86。打者として計7試合で打率.435、1本塁打、8打点。投打の活躍が認められ大会MVPを獲得した。
今回は近年になく充実したオフを過ごして体調が万全なことに加えて、とりあえず打者一本。投手としての負担が減る分、前回を上回るとてつもない打撃が見られそうだ。


















