WBC前回大会投手コーチ厚沢和幸氏が語る投手陣やり繰り法「リリーフは適正の見極めが大事」
日本が3大会ぶりに優勝を果たした2023年の前回WBC。今回の第6回大会も頂点を狙うが、ドジャースのロバーツ監督は「大谷翔平は投げない」と明言した。
大谷は前回は3試合に投げ、2勝0敗1セーブ、防御率1.86と好投。二刀流エースが一刀流となってしまい、投手陣の役割分担の再考は必至だ。
前回大会は投手14人中10人が先発で、中継ぎと抑えが2人ずつ。投手陣をうまくやりくりし、日本代表の世界一に貢献したオリックスの厚沢和幸投手コーチ(53)が言う。
「WBCは試合数と球数が決まっており、決勝ラウンドは負けたら終わり。だから、最初から負けた時のことは一切考えず、すべて勝つ前提で決勝戦までシミュレーションを組みました。例えば、2イニングを投げるロングリリーフ。四~五回を投げるのか、六~七回を投げるのかで適性がまったく異なると、僕は考えています。野球は五回でいったん、長めのイニング交代があり、再開して後半戦という流れです。五回までに試合の流れがつくられ、六回以降は終わりに向かって試合が進む。前半と後半で雰囲気はガラリと変わります。だからリリーフを知らない先発は六、七回に捕まりやすいと思っている。ではエースばかりのWBC代表で、リリーフの適性があるのは誰か--そう考えて僕が選んだのが、日本ハムの伊藤大海(28)でした」


















