大谷翔平「盗塁ゼロ」「登板間隔優遇」に見るドジャース「ワールドシリーズ3連覇」の算段

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勝利のために身を粉にするメンタリティー

 ロバーツ監督は今後も先発を山本、グラスノー、佐々木、大谷、シーハン(26)、ロブレスキ(25)の6人で回すと話しているから、これからも他の先発の登板間隔をタイトにしても、大谷だけは体調次第で十分な登板間隔を確保することになる。

「盗塁ゼロも登板間隔の優遇も、大谷の体力面の負担を減らすため。投打に加えて盗塁までやった昨季は、最後のワールドシリーズでガス欠に。マウンド上では肩で息をしていましたから。本人はオフの間に万全なトレーニングができたと話していて、球団も今年の大谷はとてつもない数字を残すと期待している。加えて大谷にはチームの勝利のために身を粉にするメンタリティーがある。昨年9月、先発予定のグラスノーが当日になって背中の張りを訴えると、登板予定を3日前倒ししてマウンドに上がった。大谷のスタンスはチーム全体の士気を鼓舞すると首脳陣はみている。仮に他の選手にシワ寄せがいくことになったとしても、大谷が最後のプレーオフまで投打にフル回転することがワールドシリーズ3連覇につながると考えているのです」(前出の特派員)

 14日のメッツ戦は初回の1打席目、いきなり死球を食らった。左腕ピーターソンの151キロのツーシームが右の肩甲骨付近を直撃したのだ。大谷は苦悶の表情を浮かべながら一塁に向かい、ドジャースタジアムのスタンドはブーイングの嵐だった。

 これが今季3個目の死球。大谷がこれまで最も多くぶつけられたのは、54本塁打でタイトルを獲得した24年の6個。開幕16試合で早くもその半分も当てられている。ヤンキースでワールドシリーズMVPを獲得した松井秀喜はかつて、「(投手に)狙われたら避けられない」と話していた。

 大谷は昨季、55本塁打で、3年連続本塁打王を1本差で逃した。メジャーで一、二を争う長距離ヒッターで、なおかつ先発として160キロの速球を投げるチームのキーマンだ。29球団はドジャースの3連覇阻止に目の色を変えているだけに、今季の大谷に執拗な内角攻めが多いのは、ある意味、納得だし、故意に狙われたとしても不思議ではない。

 ドジャースの大谷に対する依存度の高さが気になるところではあるが……。

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