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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

サッカーW杯一色に待った! ウィンブルドンが44歳セリーナ復帰で仕掛ける「聖地の逆襲」

公開日: 更新日:

 フェデラー、ナダルといったスーパースターが去り、シナーとアルカラスの新2強時代は始まったばかり。今回は優勝2度の23歳・アルカラスが欠場し、盛り上がりに欠ける……。

 こんな通知が届いた──今週末、ニューヨーク・セントラルパークのスケートリンクに芝コートを設営するという。ニックス(NBA)の優勝で沸き立つニューヨークはテニスの全米オープンの開催地である。サッカーじゃないでしょうとばかり、アガシやウォズニアッキらウィンブルドンの顔を動員しての前夜祭だが、次の通知には驚いた。

 主催者推薦の女子ダブルス枠にビーナス、セリーナのウィリアムズ姉妹が入っていた。メジャー通算23勝の記録を持つセリーナは2022年に引退。この6月にダブルスで復帰して44歳とは思えないプレーを披露した……こういう筋書きだったのか。ウィンブルドンではシングルス優勝7回、複6回に混合1回。姉のビーナスと合わせて計25回も聖地のトロフィーを掲げ、会場だったロンドン五輪では単複制覇、姉妹はまさに聖地の花だ。

 名物のイチゴの並ぶアフタヌーンティーへの話題提供は、それで終わらなかった。同じ推薦枠の通知が3度も来た。よく見ると、女子シングルスの最後の1枠が「未定」だった。まさか……今週になりそこに女王セリーナの名前が入った。聖地のワールドカップ対策、どんな盛り上がりになるか。

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