暴君トランプがサッカーW杯を貶め五輪も破壊へ…スポーツを愚弄する“3枚のイエローカード”

公開日: 更新日:

新設のFIFA平和賞はトランプのご機嫌をうかがうため

 前出の春日氏が言う。

「インファンティーノ会長は否定していますが、トランプの圧力に屈したか、忖度したのは明らかでしょう。そうでなくても、インファンティーノ会長とトランプ大統領はW杯開幕前からすでに、大きな過ちを犯しています。ひとつは、昨年12月の組み合わせ抽選会でFIFAがトランプに授与した“FIFA平和賞”です。平和賞はFIFAが今回から新たに創設したもので、開催国の元首であるトランプのご機嫌をうかがうためにわざわざ設けたものでしょう。平和を冠した賞を利用したと世界から非難する声が相次いだ。これが1枚目のイエローカードだとすれば、2枚目は今大会で審判を務めるはずだったソマリア人審判の入国を米国が拒否したこと。トランプ政権がソマリアを渡航禁止措置としているためで、あろうことかFIFAはそれに抗議するどころか追認した。仮にこれが五輪で行われれば、トランプは一発退場となる案件です。五輪では、主催するIOCが発行した資格認定書を有した者の入国と滞在を開催国が保証しなければならないことになっている。違反すればレッドカードに値しますが、今回の政治介入でイエローカードは3枚目。即刻退場です」

 そんなトランプの米国で28年のロサンゼルス五輪は開催される。

「トランプはすでにトランスジェンダー女子選手の排除を明言しており、28年大会への不安は尽きない。IOCが五輪憲章を守り、オリンピズムを貫くのであれば、少なくとも“W杯と同じことをやれば、オリンピックは米国から去る”と厳しくクギを刺す必要がある。バッハからコベントリーに会長が代わり、日和見的な空気が強くなって政治に迎合し始めた今のIOCがどう対応するか。このままでは、トランプの国の五輪開催でオリンピック理念とオリンピックそのものが音を立てて崩れていくのではないかと危惧せざるを得ません」(春日氏)

 トランプとFIFAの暴挙で、「W杯への信頼は地に落ちた」と書いたのはイギリスのテレグラフ紙。ベルギーのニウスブラット紙も「サッカーは信頼性のすべてを失った」とした。2年後、トランプによってオリンピックも破壊されそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    森保Jの悲劇的敗戦を分析…本気のブラジルに「コマ不足」「勝てるチャンスなし」「延長なら複数失点」

  2. 2

    「過去最強」「欧州組23人」のマヤカシ…欧州ビッグクラブ“主力ゼロ”で圧倒的に足りない個の実力

  3. 3

    森保監督の「1年続投案」は消去法か…日本サッカー協会31億円赤字でクビが回らぬ懐事情

  4. 4

    森保監督は“海外流出”、佐野海舟・鈴木彩艶・上田綺世はビッグクラブ移籍か…W杯32強敗退でもバラ色の人生が

  5. 5

    パリ五輪組ゼロの異常…若手の突き上げなき森保J、久保建英も認めた“進まぬ新陳代謝”

  1. 6

    本田圭佑「代表監督やりたい!」に辛辣な声…ライト層にウケても“現実的にあり得ない”

  2. 7

    日本のブラジル戦は応援できない!負けたらブラジルサッカーが崩壊、それだけは絶対避けなきゃいけない

  3. 8

    無念 茫然 森保ジャパン敗戦の弁…「あっけない形」「こんなところで」「力不足」

  4. 9

    選手のためじゃない!「給水タイム」でスポンサーは400億円のバカ儲け

  5. 10

    「塩貝発言」は日本の顔に泥…ブラジル戦は残念だらけ、決勝Tで勝てない理由もうかがえた

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK3年連続赤字で番組制作費82億円カット…タモリもダーウィンも華大も豊臣もピンチ!

  2. 2

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  3. 3

    289億円負債で経営破綻した絆ホールディングスと政界の“不可解なキズナ”を福祉関係者が注視

  4. 4

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 5

    日テレが「news LOG」和久田麻由子を全面バックアップできない切実事情…佐藤栞里や有働由美子との決定差

  1. 6

    「愛子天皇」潰しが国会の最優先法案? 麻生副総裁の野望に振り回される皇室と国民生活

  2. 7

    本田圭佑がサッカーW杯解説で「独り勝ち」 テレビ&CM争奪戦ボッ発で“ワリを食った”あの人

  3. 8

    高市首相の「反社会性パーソナリティー」を精神科医が懸念…海外メディアもG7での“虚勢”をさらし上げ

  4. 9

    元ボクシング世界王者・薬師寺保栄が妻に無断でレースQの愛人を「養女」に…妻が明かした苦しい胸中

  5. 10

    ソフトバンク中村晃が現役引退へ…当面の仕事は「幼稚な二軍選手」の根性叩き直し