霞ケ浦“春高バレー指揮官”高橋監督「今から他競技でも県ベスト8は狙えます。部活動の指導は組織づくり」
「学校へ行くのが嫌で嫌で仕方がなかった(笑)」
「部活動の指導は組織づくりです。個人スポーツではありませんから。一番肝心なのは、組織として人間づくりをしていくこと。人間教育をしながら組織をつくり、練習をきちんとやれば、今から他の部活を任されても、県ベスト8くらいまでならチームをつくれると思っています。技術指導については、私はバレーができなかったので、勉強しましたし、いろいろな先生に教えていただきました。言ってしまえば“模倣のバレー”です。でも、野球だって“模倣の野球”ですよ。優れた指導者から学び、自分のチームに取り入れられるものは取り入れ、『これは違うな』と思えば入れない。それを繰り返してきました」
──「人間づくり」は、学校そのものも変えた?
「そうですね。僕が生徒だった頃とはまったく違います。当時の生徒は、ヤンチャどころじゃなかった。私は高校受験に失敗し、2次試験で入学したのですが、学校へ行くのが嫌で嫌で仕方がなかった(笑)。その後、いろいろな先生が各部活動を頑張り、周囲からの評価を少しずつ高めてきました。霞ケ浦の学校教育は、部活動を抜きにしては考えられません。さらに共学化し、勉強と部活動の両方を伸ばして、昔とはまったく別の学校になりました」
──-現在は代表業務執行理事。甲子園出場で、ご自身の待遇も変わりましたか。
「人との縁で引き上げていただいただけです。甲子園に出ても私個人に特別なボーナスはありません。その代わり、室内練習場を整えてもらうなど、バックアップを強めていただきました。第2寮を造ってもらったことで、野球部が第2寮へ移り、空いた寮にサッカー部が入るなど、他の部活の発展にもつながっています。高校生だった自分に今の霞ケ浦を見せたらビックリするはずです(笑)」
(聞き手=杉田帆崇/日刊ゲンダイ)


















