「驚愕遊園地」日本推理作家協会編

公開日: 更新日:

■東野圭吾ら15人のミステリー短編

 刑事の若狭は、マンションの8階に住むあきえを訪ねる。殺人の容疑者・畝米が不倫中のあきえと一緒にいたとアリバイを主張したからだ。

 マンションから市のランドマーク「天華寺会館」を眺めた若狭の脳裏に12年前のある未解決殺人事件が思い出される。

 その事件の容疑者も不倫でアリバイが立証され、天華寺会館が一望できるマンションに住んでいた。さらに数年前の殺人事件の現場も会館が望めるマンションだった。

 いずれも匿名の通報で事件が発覚するという共通点もあった。
(西澤保彦著「対の住処」)

 その他、東野圭吾をはじめ、錚々(そうそう)たるメンバーのミステリー短編15作を収録したアンソロジー。
(光文社 1800円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    【独自】亀山千広BSフジ社長“台風夜のお色気ホムパ疑惑” 「帰宅指示」を出しながら自分はハイヤーで…

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希 160キロ封印で苦肉の「ごまかし投球」…球速と制球は両立できず

  5. 5

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  1. 6

    明暗分けたメジャーの最新評価…ヤクルト村上宗隆「暴落」、巨人岡本和真は「うなぎ上り」

  2. 7

    中森明菜「奇跡」とも称された復活ステージまでの心技体 「初心を忘れるな」恩師の教え今も…

  3. 8

    フジの朝ワイド「サン!シャイン」8時14分開始の奇策も…テレ朝「モーニングショー」に一蹴され大惨敗

  4. 9

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  5. 10

    セレブママの心をくすぐる幼稚舎の“おしゃれパワー” 早実初等部とアクセスや環境は大差ナシ