「逆境経営」桜井博志著

公開日: 更新日:

■地酒「獺祭」の経営哲学

 著者は、昨年、純米大吟醸の出荷数量で全国トップとなった「獺祭(だっさい)」を造る酒蔵の社長。山口県の山奥の倒産寸前だった会社が、世界20カ国に進出、今春にはパリの一等地に店をオープンさせるまでに成長したその経営法を公開するビジネステキスト。

 1984年、父の急逝で会社を受け継いだ氏は、小さな酒蔵であることを強みにしようと、小規模な仕込みでないと造れない純米大吟醸酒に特化。酒造りを杜氏に任せず、技術情報を自分が集め、それを杜氏に実行させる異例の生産体制の確立を図ったという。一家心中さえも頭をよぎったという苦境をチャンスに変え、獺祭をつくり上げ世界中に広めたその経営哲学に学ぶ。

(ダイヤモンド社 1500円)

【連載】土曜あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る