『その「不調」、あなたの好きな食べものが原因だった?〔遅発型フードアレルギー〕』澤登雅一著

公開日: 更新日:

 特別な遺伝病を除き、遺伝が関係する病気はせいぜい20~30%。残りの70~80%は運動食事といった生活習慣病だといわれている。

 本書はその食事に注目し、日本人の多くが抱える原因不明の「不調」の中に、遅発型フードアレルギーが隠れている可能性がある、と説く。

 これはすぐに命にかかわるほど重篤な症状が出ないものの、慢性的な疲労や頭痛、めまい、眠気、肩こり便秘、肌荒れ、アトピー性皮膚炎などといった症状となって表れるそうだ。

 実際、開業医である著者が「不調」を訴えた人を検査したところ、9割が遅発型フードアレルギーの陽性だったという。

 本書は、アレルギーの原因となる物質を含む食べ物の除き方、その効果を報告している。不調に悩む人におすすめの一冊だ。
(ディスカヴァー・トゥエンティワン 1300円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  2. 2

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  3. 3

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  4. 4

    「続・続・続」待望の声続々!小泉今日子&中井貴一「最後から二番目の恋」長寿ドラマ化の可能性

  5. 5

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  1. 6

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  2. 7

    旧ジャニーズ「STARTO社」福田淳社長6月退任劇の内幕と藤島ジュリー景子氏復権で「お役御免」情報

  3. 8

    ソフトBは山川穂高にこだわる必要なし…丸刈りで一軍復帰も“崖っぷち”の現実

  4. 9

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  5. 10

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に