「まるまるの毬」西條奈加著

公開日: 更新日:

 江戸・麹町の菓子舗「南星屋」には、毎日、開店前から行列ができる。店には、主人の治兵衛が諸国を巡り、覚えてきた各地の銘菓が日替わりで並ぶ。そんなある日、治兵衛は平戸藩に訴えられ南町奉行所で取り調べを受ける。南星屋で以前に商った「印籠カステラ」が、平戸藩松浦家の門外不出のお留め菓子「カスドース」と同じだと疑われたのだ。実は、印籠カステラは、治兵衛が子供のときに食べた思い出の味を再現したものだが、それを打ち明けるわけにはいかない。治兵衛は疑いを晴らすため、異なる製法で印籠カステラを再現することに。(「カスドース」)

 出生の秘密を抱えた治兵衛が営む菓子舗を舞台に描く連作時代小説。

(講談社 1450円)

【連載】土曜あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    エゴイストのような「人間性」がアウト? ドジャース佐々木朗希にトレード説がくすぶり続ける根拠

  2. 2

    小室圭さん家族3人ショットを「ニューヨーク・ポスト」が報道 1億円以上の新居から居住先、子供の性別まで赤裸々に…

  3. 3

    和久田麻由子アナがフジとTBSではなく日テレを選んだワケ 今週からついに新報道番組に登場

  4. 4

    萩本欽一(5)「親父はカメラ屋、母親はご飯も炊けない四国のお姫さまだった」

  5. 5

    阪神・立石正広は“走り方”にさえ問題あり 3度目の故障を招いた根本原因を専門家が指摘

  1. 6

    小室圭さん&眞子さんの「第1子の性別」を特定 NYポスト紙報道の波紋と今後憂慮すべきこと

  2. 7

    元EXILE黒木啓司「脱税セレブ・宮崎麗果と離婚へ」報道に納得の声

  3. 8

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  4. 9

    元EXILE黒木啓司がLDHを離れたワケ…妻のド派手すぎるセレブ生活が遠因か

  5. 10

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声