話題作「相互確証破壊」の著者・石持浅海氏に聞く

公開日: 更新日:

 日刊ゲンダイとしてはつい官能部分ばかり注目してしまいがちだが、その濃厚な濡れ場に張られた伏線を読み取り、謎解きにも集中してほしい。

「なぜ不倫の情事の映像を撮るのか、なぜ騎乗位が多いのか、なぜ男装でセックスするのか。その謎が解かれたときの結末には身震いする男性が多いかもしれません」

 欲情させる痴態の数々、巧みに織り込まれた暗示、そして戦慄の結末。新感覚の小説だが、男にとっては納涼気分も味わえる……かもしれない。

(文藝春秋 1500円)

▽いしもち・あさみ 1966年、愛媛県生まれ。九州大学理学部卒業。2002年「アイルランドの薔薇」で単行本デビュー後、推理小説作家として本格始動。「月の扉」「扉は閉ざされたまま」「三階に止まる」「二歩前を歩く」「ブック・ジャングル」など著書多数。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の沖縄「慰霊の日」追悼スピーチは99%安倍元首相のコピペ…唯一の違いは旧日本軍の神聖化

  2. 2

    福岡ローカル「西鉄」が"本業"以外で大躍進のワケ 国際物流事業は国内4位でコロナ禍の営業収益は12%増

  3. 3

    高市首相の“恥”行動が海外に飛び火! 英タイムスがG7外交をディスり、英FTは国内財界との没交渉ぶりを暴露

  4. 4

    歌手・小椋佳さん「たばこの煙が悩みを解いてくれた」…82歳の今も週1でコンサート

  5. 5

    西武が交流戦初Vも…ワガママエース今井達也の放出こそが“最大の補強”だった説

  1. 6

    AKB峯岸みなみの“丸刈り写真” 世界中で相次ぐ目撃情報の謎

  2. 7

    【高校野球怪情報】沖縄尚学・末吉良丞“プロ回避”に現実味…左肘不安で浮上する「東都の名門」の影

  3. 8

    『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』オールキャリアを代表する傑作のトリセツに注意セヨ

  4. 9

    『グッド・デイ・サンシャイン』一筋縄ではいかないヘンテコこそが中期のすべて

  5. 10

    東京ビートルズの番組が、ビートルズ来日から60年後となる日に放送決定