「“悪夢の超特急”リニア中央新幹線」樫田秀樹著

公開日: 更新日:

 10月17日、国土交通省はリニア中央新幹線の工事実施計画を認可した。これによって、着工はもはや確実となったと言ってよいだろう。

 品川から大阪までを1時間7分で結び、そのスピードから“夢の超特急”とうたわれるリニア。しかし、樫田秀樹著「“悪夢の超特急”リニア中央新幹線」では、リニア構想の裏側に国民生活を揺るがしかねない大きな問題が隠れていることを浮き彫りにしている。

 リニアには超電導磁石が格納され、両脇の壁に電流が流されることで反発が起こり車両が動く。このために消費される電力は、品川-大阪で74万キロワット。これは、東京電力と中部電力、関西電力の発電量の“わずか0・6%”と説明されてきた。しかし、ひとつの会社のたったひとつの路線が、これほどの電力を消費するのは日本最大級だと本書。そしてリニア実現のためには、原発の稼働が不可欠となる可能性が高いことについても言及している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菅野圧巻でも小林では G原監督を悩ます炭谷との“相性問題”

  2. 2

    大補強でも誤算生じ…V奪回義務の原巨人に燻る“3つの火種”

  3. 3

    私情や保身を優先する愚かさ 野党結集を邪魔する“新6人衆”

  4. 4

    「欅坂46」長濱ねる ファンは感じていた卒業発表の“予兆”

  5. 5

    丸獲得でも変わらず 巨人がOP戦で露呈“広島恐怖症”の重篤

  6. 6

    テレ朝が異例抜擢 元乃木坂46斎藤ちはるアナの評判と実力

  7. 7

    「超面白かった」宇多田ヒカルは直撃取材直後にブログ更新

  8. 8

    JOC竹田会長辞任決意のウラ側 “国内引きこもり”が決定打

  9. 9

    “黒塗り違法”判決にもダンマリ…財務省の呆れた隠ぺい体質

  10. 10

    北が安倍政権を猛批判 米朝破談で逆に日本を「脅威利用」

もっと見る