「戦国合戦 通説を覆す」工藤健策著

公開日: 更新日:

 戦国時代の有名な8つの戦いを再検証する歴史読み物。

 小説やドラマで幾度となく描かれた川中島の戦いでは、謙信は「車懸かり」の戦法で攻撃し、信玄は「鶴翼の陣」で防ぎ、ついには両武将が一騎打ちしたとされる。しかし、これらはすべて江戸初期の軍学書「甲陽軍鑑」の記述がもとになっており、事実だと証明することはできない。著者は、周辺の地勢や当日の天候、さらに歴史の流れなどを勘案しながら合戦を一から見直し、朝霧で周囲もよく見えず、足場の悪い中で車懸かりや鶴翼の陣形が取れるわけもないと看破。その他、秀吉の中国大返しや大坂夏の陣での真田幸村の本陣突入など、歴史の真相を理詰めで推理。

(草思社 1700円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網