描き下ろし時代小説編

公開日: 更新日:

「長屋狂言」田牧大和著

 芝居小屋森田座の大部屋女形の濱次は、久しく役をもらえず、暇を持て余していた。そんなある日、長屋の住人の五月らから相談事が持ち込まれる。同じ長屋に住む浪人の仁野が、亡き妻の妹で出戻りの絹に片思いされ困っているというのだ。仁野は息子の良太郎が幼いときに絹に世話になっているので、邪険にもできぬらしい。実家を飛び出した絹は、仁野との同居を断られ、真向かいの長屋に引っ越してきたという。五月らは、森田座の座付き戯作者・松馬に頼んで、絹が自ら身を引くよう筋書きを書いてもらえないかというのだ。話を聞いた師匠の仙雀が安請け合いしたため、濱次は長屋で一芝居打つことに。

「濱次お役者双六」シリーズ最新刊。(講談社 750円+税)


【連載】文庫ワールド

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です

  4. 4

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  2. 7

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  3. 8

    Snow Manの強みは抜群のスタイルと、それでも“高みを目指す”チャレンジ精神

  4. 9

    小室眞子さん最新写真に「オーラがない」と驚き広がる…「皇族に見えない」と指摘するファンの残念

  5. 10

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か