国民総記者時代の「炎上」のメカニズムを分析

公開日: 更新日:

 炎上の例のひとつとして、本書では2013年の夏に起きたある騒動を挙げている。男子高校生らaが「自己宣伝」の動機か、コンビニのアイス陳列ケースに入った写真を投稿。学校側が処分を検討していると報道されると、多くの受け手bは「ざまああああ」と反応してxbを発信し、すぐさま“いたぶり”の方向性が決定された。ケースの清掃費や損失、aの偏差値なども特定され、その数字によってxn曲線はマイナス方向に加速。炎上が起こり警察も動く大騒動となった。

 他にも、炎上を活性化させる「スネーク」の存在や、炎上を大きくしたがる人間の心理などについても分析。世論の構図の変化なども明らかにしていく。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意