「『糖質制限』は危険!」石原結實著

公開日: 更新日:

 簡単にダイエットができると人気の糖質制限。しかし、長寿食の研究を続けてきた医師である著者は、糖質を著しく減らす食事法は非常に危険であると警鐘を鳴らす。

 糖質制限では必然的にタンパク質の摂取量が増加するが、タンパク質の分解産物は腎臓によって排出されるため、タンパク質の過剰摂取は腎臓に大きな負担となる。

 また、高タンパク食は腸内でアンモニアやインドールといった毒素を大量に作りだす。そして、これらを解毒する肝臓にも大きな負担となり、肝炎や肝臓がんのリスクを高める恐れもあると本書。

 ハーバード大学の研究では、20年にわたる糖質制限で糖尿病の発症率が高まることが明らかになっているという。糖質制限を始める前に、読んでおきたい。(海竜社 1200円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢