「空の上の格差社会」杉浦一機著

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 最近の旅客機のエコノミークラスの多くは、シートピッチ(前後の間隔)が1980年代よりも10センチ以上も狭くなり、立ち席シートの導入まで検討されている。一方でビジネスクラスのシートピッチは2メートルを超えるものまであり、ビジネスクラスの充実に押し上げられたファーストクラスでは、マンション型個室まで現れた。

 エコノミークラスの誕生当初、こうした格差の拡大は航空旅行を庶民のレベルに近づけるという効能があった。しかし、3クラス制の導入によって、上級クラスの待遇が向上するのに対してエコノミークラスは環境悪化の一途。こうした旅客機のクラス分けの歴史を追いながら、空の「貧富の格差」の影響と、未来を展望した業界研究本。

(平凡社 840円+税)

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