“同世代”がつづる戦争と平和への思い

公開日: 更新日:

 塚原守通さんは、自分の若い日々を「騙された青春」と振り返る。終戦の1年前、22歳のときにニューギニアに送られ、食料が尽きたジャングルでヘビやうじ虫を食べて生き延びた。勝つためと信じて戦ったが、そのときすでにミッドウェー海戦にも敗れた後で、勝ち目などないことを国は知っていたはずだ。

 守通さんは現代の若者に、「騙されるな」という言葉を残し、89歳で逝去。沖縄出身の大学生である元山仁士郎さんは、どうして当時の若者は騙されてしまったのか、守通さんが生きているうちにもっと話を聞きたかったと手紙をつづる。

 いわゆる証言集とは一線を画す本書。この夏、ぜひ手に取ってみたい。


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  2. 2

    小池栄子が一番の被害者? 佐藤二朗“ハラスメント騒動”に足引っ張られた「さよならノワール」の評価は上々

  3. 3

    戸郷が離脱、則本メッタ打ちで巨人が緊急補強へ…候補に挙がる「オリックス投手」の名前

  4. 4

    安青錦は「カラダ」より「アタマ」に課題…2ケタ勝利で大関復帰を果たせるか

  5. 5

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  1. 6

    福山雅治も結婚後は苦戦…亀梨和也も正念場を迎えている

  2. 7

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  3. 8

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  4. 9

    高市首相が衆院集中審議に“出たくない”とブー垂れ…身内の自民国対「もう疲れ果てた…」ヘトヘトのお気の毒

  5. 10

    ベタ折れで肝いり法案断念の維新 吉村代表と馬場前代表にミゾで「国会組」vs「大阪組」のバトル勃発