• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

メディアのウェブ化で政治の暴走が加速する!?

 2014年、フランスでは全国紙リベラシオンが倒産を免れるため従業員の3分の1を解雇し、地方新聞社ニース・マタン社が会社更生法の適用を受けた。アメリカでは2007年以降に12の地方新聞社が廃刊し、もはや多くの郡に地方紙が1紙も存在しない状況になっている。その一因となっているのが、ウェブ化の波だ。

 ジュリア・カジェ著、山本知子・相川千尋訳「なぜネット社会ほど権力の暴走を招くのか」(徳間書店 1600円)は、世界的ベストセラー「21世紀の資本」の著者、トマ・ピケティ氏の妻である経済学者によるメディア論。いまメディアで起きている異変と、今後のメディアの在り方を考察している。

 紙媒体の縮小が加速するなか、急速に増えているのがウェブ版のニュースサイトだ。クリックひとつで、ほぼリアルタイムで選挙結果を都市ごとに図解入りで見ることも可能になった。CGやハイパーリンク、オンラインビデオなどの多用で、ニュースをより分かりやすく提供できるようにもなっている。しかし、限られた財源のもとでウェブ革命が行われた結果、多くの紙媒体はニュースの作り手である記者を解雇し、代わりに情報処理技術に長けた従業員を雇用せざるを得なくなった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    沖縄県知事選で“黒歴史”隠し 佐喜真候補にもう一つの疑惑

  2. 2

    BTSとのコラボ中止に賛否 顔に泥塗られた秋元康“次の一手”

  3. 3

    台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

  4. 4

    屈辱の本拠地負け越し…巨人が東京ドーム嫌いになったワケ

  5. 5

    OBも疑心暗鬼 巨人・由伸監督“続投示唆”から急失速のナゾ

  6. 6

    アマ競技で多発する不祥事 機能不全のJOCに解決できるのか

  7. 7

    花田家は崩壊寸前…貴乃花親方は協会批判し妻は見舞い拒否

  8. 8

    “元彼”と同時引退? 幻に消えた安室奈美恵の「再婚」報道

  9. 9

    狙われる関ジャニ∞…錦戸&大倉“ベッド写真”流出の裏事情

  10. 10

    G由伸監督初の会見拒否から一夜…手負いの岡本と心中決断

もっと見る