「『空腹』が人を健康にする」南雲吉則著

公開日: 更新日:

 空腹でお腹が鳴っているとき、「体の中ではうれしい反応が起きている」と著者は言う。それは若返り遺伝子とも呼ばれる長寿遺伝子の活性だ。

 この遺伝子は、体が飢餓状態になると何とか生命を維持しようと働き、全60兆個の細胞の遺伝子をスキャンして、壊れたり傷ついたりしている部分を修復してくれるのだという。

 そこで本書が推奨するのが、1日1食生活。1週間ほどで体重がぐんと減るのはもちろん、中高年男性は“オヤジ臭”がほとんどなくなっていることに気づくはずだ。

 血中のコレステロールは男性ホルモンの原料になるが、過剰になると皮脂の分泌を増やして抜け毛や体臭の原因となる。1日1食を続ければ、健康で若々しい見た目も手に入れることができるだろう。(サンマーク出版 600円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択