「40歳過ぎたら、『1日2食』にしなさい」藤城博著

公開日: 更新日:

 健康のためには1日3食しっかりと食べることが大切といわれるが、消費エネルギーの少ない現代人には当てはまらないと本書。少なくとも40歳を過ぎたら、1日2食で十分だという。

 40歳というのは、人生の中で体が大きく変化するとき。基礎代謝量が急激に低下する他、体内の有害な活性酸素を除去してくれる抗酸化酵素も少なくなっていく。その結果、肥満が進み、生活習慣病やがんの罹患(りかん)率も高まっていくのだ。

 これに対抗するために有効なのが、1日2食の食習慣。カロリー摂取を抑えられるだけでなく、食事と食事の間、つまり“食べない時間”が長くなることで、老廃物の排出が促され、老化を遅らせる長寿遺伝子が活性化するなど、いいことずくめだという。

(三笠書房 1300円+税)

【連載】気になる新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因