「大人のADHD」岩波明著

公開日: 更新日:

 子供の病気と考えられてきたADHD(注意欠如多動性障害)だが、近年そのメカニズムなどの研究が進み、成人してからADHDと診断される人が増えてきた。

 かつては脳の器質的な障害であると考えられていたが、現在では脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンとドーパミンの機能障害であるという説が有力。治療にも、神経伝達物質の濃度を高める薬物が用いられている。

 とはいえ、まだ不明な点も多く、正式な臨床検査がないため、診断には症状と経過の詳細な情報が必要とされている。とくに役立つのが小学校時代の通知表。ADHDの患者には、担任によるコメントに「文字が乱雑」「計算ミスが目立つ」「じっくり考える習慣をつけて」などの記載が共通する傾向にあるそうだ。(筑摩書房 800円+税)



【連載】気になる新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK出演にSNSでは抗議の声も…彬子女王と伊藤穰一氏をつなぐ「裏千家」とブータン王室の深い関係

  2. 2

    女優・烏丸せつこさんは郷里の滋賀に引っ越し、2歳下のダンナさんとラブラブ生活

  3. 3

    巨人・橋上監督代行に課された“最終任務” 「岡本和真の後釜候補」に道筋を立てられるか

  4. 4

    日テレ「ウルトラクイズ」復活で思い出す…氏家齊一郎社長の「赤字番組など必要ない」

  5. 5

    中間淳太が生謝罪も…WEST.脱退問題のウラに重岡大毅のアツすぎるバンドスタイルと“音楽性の違い”

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    水前寺清子(1)作詞家・星野哲郎への恩と愛称「チータ」誕生の理由

  3. 8

    俳優・山本學さん89歳「たかだか役者なんですから」の気持ちでやってます

  4. 9

    今も歩くのに苦戦…元プロレスラー武藤敬司さん人工関節手術を語る

  5. 10

    婚活で早く結婚できる人、できない人の決定的な差…「電柱女子」「電柱男子」は成婚から遠ざかる