• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「増補新版 毒ガスの島」樋口健二著

 戦時中、日本軍は瀬戸内海に浮かぶ大久野島で極秘に毒ガス兵器を製造。何も知らされず島で働かされた6000人もの人々は、戦後、不治の毒ガス後遺症に苦しめられたが、国は責任を回避し、多くが補償も受けられず死んでいった。

 本書は、その大久野島の毒ガス製造工廠の実態を告発した32年前のドキュメンタリー写真集の増補新版。1970年、まだ島にたくさん残っていた毒ガス製造工廠の遺構の数々をはじめ、国民休暇村に指定され、過去を知らずに観光客が訪れていた1980年代の島の様子、元労働者たちの生々しい証言とポートレート、そして多くの遺構が風化して歴史の闇に葬られようとしている現在の姿まで。隠蔽され続けてきた国家の犯罪を暴く。(こぶし書房 2400円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “元彼”と同時引退? 幻に消えた安室奈美恵の「再婚」報道

  2. 2

    狙われる関ジャニ∞…錦戸&大倉“ベッド写真”流出の裏事情

  3. 3

    花田家は崩壊寸前…貴乃花親方は協会批判し妻は見舞い拒否

  4. 4

    崩れた圧勝皮算用 安倍3選という「終わりの始まり」<上>

  5. 5

    台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

  6. 6

    内部留保が過去最高446兆円 貯め込んでいる大企業はココだ

  7. 7

    安倍首相が総裁選で獲得 地方票「55%」の怪しいカラクリ

  8. 8

    吉澤ひとみの逮捕で…「元モー娘。」相次ぐ謝罪の違和感

  9. 9

    今季でクビの選手が続出? 阪神“不良債権”11億円の中身

  10. 10

    虎最下位で金本続投白紙…後任に掛布・岡田という“断末魔”

もっと見る