「永遠の夏 戦争小説集」 五木寛之・城山三郎ほか著 末國善己編

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 戦争をテーマにした名作を編んだアンソロジー。

 ジャーナリストの「私」の祖父が81歳で死去。生前、私物はすべて処分されていたが、一通の手紙が残っていた。差出人の八雲は、戦時中にハルビン特務機関の情報将校を務め、戦後は財界の黒幕として暗躍した男だった。敬愛する祖父の人生の空白を埋めようと私は八雲に会いに行く。

 しかし、手紙の存在を知った八雲は態度が急変、会見は打ち切られる。15年後、八雲から呼び出され、再び私は彼に会いに行く。彼の口から語られたのは、昭和14年のノモンハン事件の2カ月前に起きた出来事だった。(柴田哲孝著「草原に咲く一輪の花」)

 ほか、真珠湾攻撃や広島原爆などを描いた14作を収録。(実業之日本社 880円+税)


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