時代劇の中にタイムスリップしよう編

公開日: 更新日:

 その少し前に、初代市川団十郎が釜ゆでにされる石川五右衛門を演じていたとき、共演していた半六に観客の目の前で刺し殺されるという事件があった。半六は両国の川開きで隅田川に花火が上がった夜、どざえもんとなって発見される。

 さらに、老舗・弁天堂の蔵が破られるという事件が発生。

 名人の錠前師が作った錠前を破る手口が、石川五右衛門の亡霊を浮かびあがらせる。このままでは、おさまらぬ――。

 英次郎はこれら一連の出来事は、徳川の治世を揺さぶろうとする豊臣家遺臣の陰謀ではないかと考える。なんと、五右衛門は実は生きていると記した古文書があったのだ。秀吉が五右衛門の能力を認めて家来とし、身代わりを処刑したのでは?

 さらに、松の廊下の刃傷沙汰で切腹させられた浅野内匠頭のあだ討ちをしたのに、お家取り潰しとなった赤穂藩ゆかりの者、大奥に役者を引き入れて流罪となった絵島生島など、歌舞伎でお馴染みの人物が絡んで思わず、おいおい……と言いたくなるようなオールスターキャストである。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒