「ヨーロッパの祝祭と年中行事」マドレーヌ・P・コズマン著 加藤恭子ほか訳

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 最近、日本でもハロウィーンで盛り上がっているが、元はケルト族の行事だった。10月は幽霊や精霊、魔女といった超自然的な存在が一番パワーアップし、いちばん寂しい思いをしている時期なので、ハロウィーンのときは精霊に愛や人生についての質問を問いかけるのだ。最近はカボチャでランタンを作るが、アメリカ大陸発見以前はカブなどで作られていた。この日の主役は靴職人の守護聖人、聖クリスピンに扮した客人で、彼にちなんでスリッパ隠しのゲームが行われる。

 ハロウィーンやクリスマスの日に大騒ぎするだけでなく、この本で得たうんちくを家庭や職場で披露するのも一興である。(原書房 2300円+税)


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