「戦場中毒 撮りに行かずにいられない」横田徹著

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 世界各地の紛争地を渡り歩いてきた戦場カメラマンがつづる迫真のルポルタージュ。

 24歳のときに、20年ぶりに再会した父の影響で戦場カメラマンを目指すことにした氏は、1997年、カンボジアのクーデターのニュースを耳にして現地に向かい、カメラの操作もおぼつかないまま、最前線に飛び込んでいく。以来、2001年の9・11同時テロ直前のアフガニスタンでのタリバン従軍取材を皮切りに、同地を何度も訪れ、タリバンとアメリカ軍の戦いを継続的に取材。さらにイスラム国の拠点ラッカ取材など、死と隣り合わせの戦場で兵士や住民らの真実の姿をカメラに収めてきた。戦場という麻薬の虜になった著者がその目で見た世界の現実をリアルに伝える。(文藝春秋 1500円+税)


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