「戦場中毒 撮りに行かずにいられない」横田徹著

公開日: 更新日:

 世界各地の紛争地を渡り歩いてきた戦場カメラマンがつづる迫真のルポルタージュ。

 24歳のときに、20年ぶりに再会した父の影響で戦場カメラマンを目指すことにした氏は、1997年、カンボジアのクーデターのニュースを耳にして現地に向かい、カメラの操作もおぼつかないまま、最前線に飛び込んでいく。以来、2001年の9・11同時テロ直前のアフガニスタンでのタリバン従軍取材を皮切りに、同地を何度も訪れ、タリバンとアメリカ軍の戦いを継続的に取材。さらにイスラム国の拠点ラッカ取材など、死と隣り合わせの戦場で兵士や住民らの真実の姿をカメラに収めてきた。戦場という麻薬の虜になった著者がその目で見た世界の現実をリアルに伝える。(文藝春秋 1500円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に