「自分を責めずにはいられない人」片田珠美著

公開日: 更新日:

「自分はダメ人間」「私がもっとちゃんとしていれば……」と思うことは誰にでもある。同じような失敗や困難にぶつかって、早く立ち直る人もいれば、いつまでも引きずって、自身を傷つけてしまう人もいる。

 その差は罪悪感の強弱によって生まれる。本書は、その罪悪感の視点から、自分を責めずにはいられない人の心理メカニズムを分析した生き方テキスト。

 両親の死に罪悪感を抱き、酒に溺れるB男と、結婚したB男から転嫁された罪悪感をきちんと受け止めようとして自分を責めるようになったA子、罪悪感を用いた心理コントロールで娘を縛り付ける母親などの実例を紹介。「自分はダメだ」と思うその要因を分析し、罪悪感との向き合い方など対処法を提示する。(PHP研究所 780円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  2. 2

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  3. 3

    元フジテレビ長谷川豊氏“危機管理のプロ”が古巣告発は禁じ手? 大反響の動画チャンネル行脚の裏事情

  4. 4

    2人の殿堂入りは確実…大谷翔平&イチロー「軌跡」にこれだけの酷似点

  5. 5

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  1. 6

    26億円投入のお台場巨大噴水事業が「フジ日枝案件」と露見…小池都知事による激怒と錯乱と珍答弁

  2. 7

    “かつての名門”武蔵の長期低落の深刻度…学習塾「鉄緑会」の指定校から外れたことも逆風に

  3. 8

    実にゆったりと楽そうに歌っている感じがする

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    岩井姉妹らツアールーキーたちを狙い撃ち? まるで嫌がらせ…米女子ゴルフの「厳しい洗礼」はトラウマ級