「チューリップ」ダシール・ハメット著、小鷹信光訳

公開日: 更新日:

 いつものように目覚めたマーガレットは、階下に下りて黒ずくめの男が台所から出ようとしているのに気づいた。男は留守の夫ガイに、レオニダス・ドウカスがホテルで待っていると伝えろと言って去った。マーガレットの友人は、悪事のかぎりをつくしているならず者の夫をもった彼女に同情していたが、彼女は夫の金色に光る勇気と強靱が、あらゆる犯罪を責めるべきでない悪事に変えると、むしろ誇りをもっていた。ガイは6日後に帰ってきたが、ドウカスに脅される夫を見て、マーガレットの心のなかに変化が……。(「ならず者の妻」)

 1920年代の犯罪小説や、遺作となった表題作など10編の短編。(草思社 2200円+税)


【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  2. 2

    赤沢経産相“ナフサ不安”の呆れた責任逃れ シンナー不足「目詰まり」「解消済み」に塗装業界は不信感

  3. 3

    山本由伸の敵は身内ドジャースのヘッポコ捕手陣 自動投球判定システム「セルフチャレンジ」のススメ

  4. 4

    京都小6男児遺棄事件は急転直下! 父親逮捕で残る数々の「謎」…犯行動機は? 隠蔽工作も稚拙

  5. 5

    松本人志の地上波本格復帰を誘発? 消息不明だった板東英二が高須克弥氏のインスタに登場の意味深

  1. 6

    NHKドラマ10「魯山人のかまど」は早くも名作の予感! 藤竜也は御年84歳、枯れてなお色香漂う名演技

  2. 7

    楽天は“格安”、12球団監督の年俸はこうして決まる…出来高、日米待遇格差まで丸っと解説

  3. 8

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  4. 9

    「考える野球」に混乱と苛立ちが続く中、涙が出そうになった野村監督の声かけ

  5. 10

    田中将大 好調のウラに“病気”の克服…昨季との「決定的な違い」を元巨人投手コーチが解説