中国経済はバブルリレーのアンカー(最終走者)なのか?

公開日: 更新日:

「2020年の中国」此本臣吾ほか編著

 昨年の中国共産党全人代で報告された「新常態(ニューノーマル)」。高成長を中成長に切り替える新方針だが、要は景気減速が明らかな現状をソフトランディングさせる方針への転換ということだ。

 しかし途上国→中進国→先進国と進む間も十分な輸出市場を持っていた日本、韓国台湾などと違って巨大な中国は求める市場もけた外れに大きい。そこで海陸のシルクロードを生かして中央アジアや近東に活路を求める「一帯一路」構想をぶち上げたものの、その行く手は難路だ。

 野村総研の中国専門家による本書は中国の現況と今後の事業機会を丁寧に解説。消費意欲の旺盛な中国の中間層にとって日本ブランドは「丁寧」だが、欧米の「高級」や韓国ブランドの「おしゃれ」などのような特徴が希薄という指摘なども興味深い。(東洋経済新報社 2000円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンは2028年ロス五輪“出場”すら危うい現実 27年プレミア12が目先の焦点に

  2. 2

    サヘル・ローズさん「憲法9条がある日本は世界に平和を訴える独自の役割がある」

  3. 3

    横浜銀蝿Johnnyさん「キャロル『ファンキー・モンキー・ベイビー』のイントロと革ジャンを着て歌う姿にシビれた!」

  4. 4

    松重豊「孤独のグルメ」続投の裏にある《諸事情》とは…63歳ゴローさんがやめられない理由

  5. 5

    高市外交を「日本の恥」だと批判続出! 夕食会で踊り狂う写真をホワイトハウスが“さらし上げ”

  1. 6

    WBC惨敗は必然だった!井端監督の傲慢姿勢が招いたブルペン崩壊【総集編】

  2. 7

    “性的暴行”ジャンポケ斉藤慎二被告の「悪質性」法廷で明らかに…邪悪が跋扈する歪んだテレビ業界の権力構造

  3. 8

    相次ぐ海外勢欠場の幸運…日本勢は異例の“棚ボタ”メダルラッシュへ【25日開幕フィギュア世界選手権】

  4. 9

    『スマスロ ミリオンゴッド』が4月に登場 史上最高の射幸性を誇った初代『ミリオンゴッド』の伝説

  5. 10

    元ジャンポケ斉藤が裁判で無罪主張の裏で…妻・瀬戸サオリの“息子顔出し”と"名字"隠し投稿の意味深