• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「からゆきさん」森崎和江著

「からゆきさん」とは、九州の西部・北部で使われていた、海外への出稼ぎや、その人々を呼んだ言葉だったが、次第に海の向こうに売られた女たちを意味するようになった。そんな彼女たちの足跡を記録した傑作ノンフィクションの復刻。

 著者がからゆきさんの存在を知ったのは友人の養母・キミとの出会いだった。

 明治29年に天草の牛深(うしぶか)で生まれたキミは、5、6歳のころ「因業小屋」と呼ばれた見せ物の興行主に養女に出され、16歳の時にからゆきとして朝鮮に売られた。その時、一緒になった最年少の少女はまだ12歳だったという。斡旋業者に連れられ海を渡る彼女たちの多くは密航だった。異国に渡った少女たちのその後も綿密に取材しながら、知られざる日本の裏面史をあぶりだす。(朝日新聞出版 620円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    お酌は一切させず 麻木久仁子さんが見たタモリの“別の顔”

  2. 2

    引っ越す度にゾ~…松原タニシ怖くて貧しい事故物件暮らし

  3. 3

    内閣府の仰天“解釈” 「加計は利害関係者にあらず」の詭弁

  4. 4

    セネガルを苦しめるも…日本があと一歩で勝ちきれない要因

  5. 5

    オリラジ中田が消えたワケ…妥当すぎる正論コメントがアダ

  6. 6

    ゲストプレー中もパット練習…男子ツアーを貶める片山晋呉

  7. 7

    元TOKIO山口達也が5億円豪邸売却へ 収入失い債務資金枯渇

  8. 8

    低迷阪神は内紛秒読み…金本監督と選手に不穏ムード漂う

  9. 9

    虐待問題解決の本質とは 黒川祥子さんが取材経験から語る

  10. 10

    4番不在の阪神・金本監督 “禁断の果実”中田翔に手を出すか

もっと見る