さまざまな人物の思惑が交錯しながら進む青春スポーツ小説│「鳥人王」額賀澪著
「鳥人王」額賀澪著
友人とコンビを組むお笑い芸人の陸だが、若手コンテストはいつも1回戦敗退。スポーツバラエティー番組のレギュラーを務め、何とか食いつないでいる。番組では富士山登山競走や津軽海峡横断リレーをはじめ、社交ダンスやフィギュアスケートなど、命じられるままに挑戦し、そのために日々のトレーニングも怠らない。ある日、陸はプロデューサーの綿貫から新たな企画を告げられる。陸が棒高跳びでオリンピックを目指す大学生の犬飼とともに練習をして、マスターズの日本記録に挑戦するというものだった。初練習日、陸は爽やかな外見とは正反対な犬飼の性格の悪さに気づく。
陸や犬飼をはじめ、陸上オタクのプロデューサーや、その友人で棒高跳び用国産ポールを開発する翠など、さまざまな人物の思惑が交錯しながら進む青春スポーツ小説。
(光文社 902円)


















