(78)もう少しままにいたいとさえ思う
〈朝霧の櫓門〉
「もう、この城を出るのか」
佐助は再び、旅の支度をしながら、宗長に問いかける。
椿城での二日間は、故郷を出てから初めて、ゆっくりと体を休めることが出来、たらふく飯を食うことが出来た。
敵だとばかり思っていた大井信達は、実際に会ってみる…
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